試運転の資料館
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幹線計算書


もくじ

はじめに

この場で公開する表計算ソフト用データは、敷設する電線の仕様から電圧降下を計算するための表計算ソフト用データです。おまけとして接地線のサイズも選定できるようになっています。


計算書式

計算書式のデータ一覧

権利関係

本表計算ソフト用データの知的財産権は「試運転」が保有します。表計算ソフト用データは、修正 BSD ライセンスに従って取り扱うようお願いいたします。 ( ご自身で改変されたデータを公開したい場合、原作著作権者の明記をお願いします ) 


設備不平衡率について

幹線の電圧降下を計算するに当たり、まずは負荷を集計する訳ですが単相 3 線式、三相 3 線式の幹線は各相間の負荷を平衡させなくてはならないと内線規程に書いてあります。 ( 内線規程1305-1 ) 

やむを得ない場合に限って単相 3 線式の場合は設備不平衡率 40 パーセントまで、三相 3 線式の場合は設備不平衡率 30 パーセントまで緩和できます。詳しい計算式は内線規程をご確認ください。

負荷を平衡させなかった場合の分かりやすい影響は、次のようなものが挙げられます。

  • 単相変圧器では、軽負荷の相は電圧上昇、重負荷の相は電圧低下
  • スコット変圧器では、一次側の電流も不平衡になる
  • 三相変圧器では、負荷が大きい相ほどコイルの劣化が早い
  • 設備不平衡率が大きいと、実際の電流や電圧も不平衡が生じやすくなる
  • 三相電源に接続されている電動機やインバータ類を故障させる可能性が有る

全てに共通して言えますが、不平衡の程度が僅かであれば影響はないものの、極端な状態だと経済性が劣る ( 過大な容量を持つ機器や電線の施設が必要になったり、線路損失が中々減らない ) 上に、事故の原因にも成り得ますので注意しましょう。


参考文献


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