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PC/AT 互換機の表記について


もくじ

はじめに

当ウェブサイトでは、各所で「PC/AT 互換機」の表記を用いています。この表記について、当ウェブサイト内での方針を以下に示します。


当ウェブサイト内での定義

当ウェブサイト内の記事では、「PC/AT 互換機」を便宜的に「昭和五十九年 ( 1984 年 ) に発売された IBM PC/AT に端を発する系譜で、業界標準を積み上げて仕様の拡張や整理がなされたアーキテクチャの Windows が稼働するコンピュータ」という意味で記述しています。


定義の補足

先述した定義に関して、近年製造された Windows が稼働するコンピュータは次に挙げる様な理由から PC/AT 互換機の範疇に含めること自体に疑義が生じており、現在では単なるパソコン、もしくは UEFI 機や x86-64 マシンなどの呼び方が主流になりつつある様に思われます。

  • 2010 年代前半以降に製造されたコンピュータは BIOS ではなく UEFI 搭載が一般的である
  • Windows11 のシステム要件では、セキュアブートかつ TPM2.0 対応の UEFI が必要
  • 平成三十年 ( 2018 年 ) 11 月に UEFI CSM ( BIOS 互換モード ) 廃止の構想が発表された
  • UEFI を搭載しているが CSM が省略されたコンピュータでは、DOS は起動できない

一方、当ウェブサイト内の記事は

  • 「PC/AT 互換機」と「UEFI 機」や「x86-64 マシン」などの表記を混在させると、言葉の定義や整合性の面で齟齬が生じて、却って混乱を招く懸念がある
  • 一部の例外を除いて、クラシック PC と対比させる Windows が稼働するコンピュータは、現在ではレガシーインターフェースとされる FDD や PS/2 端子、PCI バスなどを搭載する PC/AT 互換機と呼んで差し支えないコンピュータを前提としている

以上の理由から、当面は「PC/AT 互換機」に統一して表記するものとし、特に必要と判断した場合は特記して対応する方針とします。


参考文献


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