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機器搬入費算出計算書


概要

この場で公開する表計算ソフト用データは、機器の単独質量が100kg 以上の機器を軒先から設置場所まで運び入れるまでの費用を算出するための表計算ソフト用データです。

例えば中古のアーケード筐体がインターネットオークションで出品されていてそれに応札したい時、落札価格の相場や運送費はすぐに調べられると思います。しかし、重量物は配送してもらっても車上渡しであるケースが多く、この場合は軒先の配送車から設置場所までの搬入手段を自分で手配しなくてはなりません。

で、この搬入を個人で出来ない場合、第三者に委託する為に費用を調べる訳ですが、状況により金額が異なる為、各社別途見積となる事が殆どです。しかしそれでは時間がかかってしまう、概算で良いから金額を迅速に調べたい、と言う時に、本計算書を用いると搬入費の概算金額を調べる事が出来ます。

ただし上に記したように状況により金額が異なりますので、それを理解した上で計算書のご利用をお願いいたします。


データ

機器搬入費算出計算書 ( Excel形式 ) 

本表計算ソフト用データの知的財産権は「試運転」が保有します。表計算ソフト用データは、修正BSDライセンスに従って取り扱うようお願いいたします。 ( ご自身で改変されたデータを公開したい場合、原作著作権者の明記をお願いします ) 


筐体に限らず重量物を部屋内に設置する際、床へ載せる物の重さ ( 積載荷重 ) の上限値がいくつなのか、気になると思います。

法的な基準としては、建築基準法施行令第八十五条に構造計算を行う場合に想定する建築物各部の積載荷重は、実況に応じた数値か法令で定められた数値の何れかを採用する決まりになっていて、住宅の居室 ( 居間や寝室など、継続的に使用する部屋の事 ) として定められている数値は 1 m2 あたり 1,800 N ( 1,800N / 9.80665 = 約 180 kgf ) です。

180 kgf という数値は建築基準法制定時 ( 昭和 25 年 ) 以前から適用されていた数値のようである事、この数値を下回ると、一部の例外を除き人間が常時乗る床としては相応しくない床版になる事を考えると、住宅の居室では実況に応じた数値うんぬんの事は忘れて、人間を含めて 180 kgf までは床に載せて良いと考えられます。


最大の積載荷重そのものは比較的簡単に答えを知ることが出来るのですが、世間ではこの数値だけが独り歩きしているような印象を受けますので、以下に計算例を示します。 ( 先程から kgf という単位を用いていますが、分かりやすくする為に kg = kgf として扱います。厳密には正しくありませんので注意してください ) 

  • 床面積 1 m2 に対して、物だけ積載する場合

イメージしやすい様に、積載荷重の上限が 180 kgf / m2 の場所に 2L の水が入ったペットボトルを 6 本仕舞っている段ボールを何箱置けるか、計算を行ってみます。

2 L の水が入ったペットボトル × 比重 1 = 2 kgf
2 kg × 6 本 = 12 kgf
180 kgf / 12 kgf = 15 箱

よって、この場合は 15 箱までならば問題なし、という結論になります。体積 ( m3 ) へ換算する場合、1,000 L = 1,000 kgf = 1 t = 1 m3 なので、0.18 m3 まで問題なし、という事になります。これが炭素鋼になると比重が 7.85 となりますから、鉄というのは大変重たい事が分かりますね。

  • 床面積 1 m2 に対して、人と物を積載する場合

次に人間も含めた場合です。積載荷重の上限が 180 kgf / m2 の場所に人間が一人乗った上で、2L の水が入ったペットボトルを 6 本仕舞っている段ボールを何箱置けるか、計算を行ってみます。

2 L の水が入ったペットボトル × 比重 1 = 2 kgf
2 kg × 6 本 = 12 kgf
180 kgf - 65 kgf = 115 kgf
115 kgf / 12 kgf = 9.5 箱

人間一人の体重を 65 kgf とした場合、9.5 箱しか置けない事が分かります。 ( 65 kgf という数値は、建築基準法施行令第百二十九条の五や、JIS A 4301 から逆算しています ) 

概算で構いませんから、積載荷重を計算して最大値を超えないように抑えれば「【悲報】床が抜けました」と SNS で呟きながら、頭を抱える事はないでしょう。


参考文献
歴史的変遷を考慮した積載荷重値の設定に関する研究


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