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DIN 端子に関する補足


もくじ

はじめに

国産電算機で使用されている端子のうち、丸型の DIN 端子の規格に関する補足事項の記事です。

Special thanks!!!

この記事は、かかっくん様、掲示板を提供してくださったエマティなリサイクルのエマティ様など、皆様のご指導、ご協力により完成しました。ご指導、ご協力してくださった皆様に、感謝の意を表します。


DIN 端子の補足一覧表

次に、補足の一覧表を示します。

なお mini DIN 端子については公的規格が有る訳では無く、形状が丸型の DIN 端子に似ているので俗称として呼ばれているようです。製品としてはホシデン株式会社の Miniature Circular Connector シリーズが有ります。

DIN 端子に関する補足
端子の
ピン数
元の規格 国内規格 備考
3 ピン DIN 41524
または
IEC / DIN EN
60130-9
JEITA
RC-5226
※5
4 ピン
※1
※4 JEITA
RC-5226
※6
5 ピン
※2
DIN 41524
または
IEC / DIN EN
60130-9
JEITA
RC-5226
※7
6 ピン DIN 45322 JEITA
RC-5226
7 ピン DIN 45329 JEITA
RC-5226
※8
8 ピン
※2
※3
DIN 45326
または
IEC / DIN EN
60130-9
JEITA
RC-5226
※9
  • ※1
    各ピン台形配置
  • ※2
    各ピン 45 度配置
  • ※3
    俗にいう C 字型、馬蹄型
  • ※4
    IEC にて規格化されているようだが、詳細は不明
  • ※5
    メーカー独自規格 ( 各ピンを 90 度ずつ配置する 4 ピン型から、1 本だけ省略など ) の製品も有り。
  • ※6
    メーカー独自規格 ( 4 ピンを 90 度ずつ配置など ) の製品も有り。
  • ※7
    IEC で他の形状 ( 4 ピンを 90 度ずつ配置、残りのピンを中央に配置 ) も規定されている模様。また、メーカー独自規格 ( 6 ピンのうち中央を省略など ) の製品も有り。
  • ※8
    IEC および JEITA の規格では、ピン配置が同等のまま外側のシールド部分の寸法が異なる二種類が規格化されている模様。
  • ※9
    メーカー独自規格 ( 各ピン 45 度配置が原則だが、6 番目と 7 番目のピンが 41 度配置、俗にいう U 字型 ) の製品も有り。

8 ピン端子について

上記に示した端子のうち、8 ピン型は提示した以外の俗称として「汎用またはコンピュータ用 ( DIN 規格相当品 ) 」や「音響用 ( メーカー独自規格品 ) 」も有りますが、JEITA RC-5226 の規格名称も考慮に入れると大変紛らわしく混乱の元なので、これらの俗称を使用する場合は文脈に注意して使用した方が良いでしょう。

また 8 ピン型は、いわゆるデジタル RGB ( 8 ピン角型デジタル端子。DVI や HDMI などではない ) や MSX の RGB 信号出力端子の本体側は DIN 規格相当品を、セガ・マーク III やマスターシステム、メガドライブ、MSX でも一部の海外モデルの RGB 信号出力端子の本体側やパイオニア PX-7 のコントロール I/O 端子ではメーカー独自規格品を使用するなど、混在して使われていますのでこれも注意が必要です。

なお同一メーカーで同一ピン数の DIN コネクタを数種類扱っている場合、DIN 規格相当品をタイプ A、独自規格品をタイプ B のように呼称している事が有りますので、よく確認して入手しましょう。


参考文献

JEITA の各種規格書

  • RC-5226 音響機器用丸形コネクタ

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